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全自動のその先へ。集めたデータを“武器”にする話

全自動のその先へ。集めたデータを“武器”にする話
これは前回の記事「全自動を諦めていたけど救世主が現れた話」の続編です。 前回は、イベント参加者データを「3媒体 → 自動取得 → kintone登録」まで全自動化したところまでを書きました。今回はその先。自動で集まったデータをどう活用し、どう可視化しているのかをお伝えします。ここからが本番です。

自動で集まったデータがもたらした変化

スプレッドシートにデータが自動で流れ込む。この状態が整った瞬間、世界が一変しました。

これまでは「データを集める」ことが仕事の半分を占めていました。しかし今は、最初から分析できる状態でデータが存在しています。

瞬時にできるようになったこと

関数を使えば、やりたいことはほぼ即座に形になります。

  • イベントごとの申込数集計
  • 媒体別の流入分析
  • 日別推移の確認
  • 目標達成率の算出

さらに、朝礼で誰が見ても状況が分かるようにLooker Studioで可視化しました。数字は、見せ方次第で「武器」になります。


直近3イベントに絞った設計思想

今回の可視化で最もこだわったのは、「直近3イベント」に絞ることでした。

朝礼で一番話題に上がるのは、ほぼ間違いなく直近のイベントです。未来の改善も大事ですが、まずは“今どうなっているか”が重要です。

情報を絞る理由

朝礼の時間は限られています。そこに全イベントの情報を並べると、情報が多すぎて本当に必要な会話がぼやけてしまいます。

だからこそ、表示順を設計しました。

ファーストビューの構成

  • 直近開催予定の3イベント
  • 直近過去開催の3イベント

合計6イベントを最初に表示します。

その下に、「全イベントの推移グラフ」を配置しました。

まずは「今の話」。その後に「全体の話」。情報の順番を設計するだけで、会話の質は大きく変わります。


集計はどこでやるべきか問題

今回、最も悩んだのは「集計をどこで行うか」という点でした。

スプレッドシートでやるのか、Looker Studioでやるのか。Looker Studioでも集計は可能ですし、SQLのような書き方で計算もできます。

Looker Studioで感じた課題

  • 条件設定がやや複雑
  • 記述が直感的ではない
  • 将来のメンテナンスにやや不安

今回の結論

集計はスプレッドシートで行い、可視化はLooker Studioで行う。役割分担を明確にしました。

その結果、

  • 開発スピードは圧倒的に向上
  • 条件変更にも柔軟に対応可能
  • メンテナンス性も確保

最も要件に合う形に落ち着きました。


今回の学び

この取り組みから得た学びは、大きく2つあります。

① 可視化で情報を盛りすぎない

ダッシュボードは、作ろうと思えばいくらでも情報を載せられます。

しかし、情報量と伝わる量は比例しません。むしろ逆です。

本当に会話したいテーマに合わせて、情報を削る。それが「使われるダッシュボード」の条件だと感じました。

② 得意なところでやる

自分が一番速く、正確に、気持ちよくできる場所でやる。それが一番成果につながります。

ただし、「他のやり方もある」ということは必ず知っておく。調べて、理解して、選択肢として持っておく。その上で選ぶことが重要です。


申込から可視化までの完全自動化

ついに、「申込 → 集約 → 可視化」までの完全自動化が完成しました。

  • 3媒体から自動取得
  • kintoneへ自動登録
  • スプレッドシートで自動集計
  • Looker Studioで可視化

イベント参加者データの「集約から可視化まで」がすべて自動化されました。

弊社では月2回のペースでイベントを開催しています。ぜひ皆さんも申し込みしていただき、「集計される側」の体験もしてみてください笑。

全自動はゴールではありません。データが自然と集まる環境ができて、ようやくスタートラインです。

データの裏側には、ちゃんと設計思想があります。

その話、きっと面白いですよ。

 

イベントはこちら
https://aiflow-dx.com/event/


中山友貴

執筆者

中山友貴

株式会社property technologies 主任

前職では、営業、事務、イベントの運営などを経験し、部署移動により未経験でフロントエンドエンジニアとしてクライアントのWEBサイトの構築などを幅広く経験。
2024年8月よりproperty technologiesグループ参画。DXエンジニアとして社内の業務効率化に従事。
ITコンサルティングおよびDX化のための仕組みの設計・構築やデータの可視化などを手がける。

前職では、営業、事務、イベントの運営などを経験し、部署移動により未経験でフロントエンドエンジニアとしてクライアントのWEBサイトの構築などを幅広く経験。
2024年8月よりproperty technologiesグループ参画。DXエンジニアとして社内の業務効率化に従事。
ITコンサルティングおよびDX化のための仕組みの設計・構築やデータの可視化などを手がける。

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