投稿日2026/03/02
- Claude Code
- DX
- n8n
- スプレッドシート
全自動を諦めていたけど救世主が現れた話
スプレッドシート万能説の限界
私はこれまで、スプレッドシートを中心に業務改善を行ってきました。
関数も書ける。シート設計もできる。GASも扱える。「できないことは基本ない」と本気で思っていました。
ただし、それはひとつの前提があってこそです。
“スプレッドシートにデータがあれば”という前提です。
加工・分析・自動集計は得意分野。しかし、その前段階である「データ取得」が常にボトルネックになっていました。
本当のボトルネックはデータ取得だった
データ取得の流れは、毎回ほぼ同じです。
- 別ツールにログイン
- 該当ページを開く
- 参加者一覧へ遷移
- CSVをダウンロード
- 文字コードを確認
- スプレッドシートへ貼り付け
- 列を整形
ようやく、ここでスタートラインに立てます。
媒体が複数あれば、この工程をその数だけ繰り返す必要があります。
正直に言えば、非常に面倒です。
「分析」よりも「取り寄せ作業」に時間を奪われる。この構造こそが、生産性を下げる真因でした。
3媒体に分散するイベント参加者データの課題
今回構築したかったのは、イベント参加者をkintoneへ“全自動”で登録する仕組みです。
しかし集客は3媒体に分散していました。
- 3回ログイン
- 3回CSVダウンロード
- 3回貼り付け作業
イベント数が増えれば、作業量も比例して増加します。
これは人の努力で解決する問題ではなく、「仕組み」で解決すべき問題でした。
Claude Codeとn8nで実現した全自動化
今回は「自分でゼロから作り込む」選択をしませんでした。
活用したのは、Claude Codeとn8nです。
雑なアイデアからスタート
まずは「こんなことをやりたい」と投げるところから始めました。
不足情報をヒアリングしてもらい、それに答える。別業務と並行しながら、片手間で進めていきました。
エラーとの向き合い
もちろん順風満帆ではありません。
- 文字コード問題
- APIエラー
- データ形式のズレ
細かな修正を重ねながら、最終的に安定稼働する仕組みが完成しました。
完成した仕組みの全体像
やることは、媒体固有のイベントIDをスプレッドシートに入力するだけです。
- 自動で参加者一覧を取得
- データを整形
- kintoneに登録
- 重複も自動判定
手作業はゼロになりました。
生産性が跳ね上がった理由
もしこれを完全に自力開発していたら、相当な時間を要していたはずです。
しかし今回は、AIを“相棒”として並走させました。
思考と実装の分離
人間は設計と判断に集中し、実装の試行錯誤はAIがサポートする。この分業により、圧倒的にスピードが上がりました。
並行処理による時間創出
別業務を進めながら自動化も進行。体感では「2倍」どころではない効率向上でした。
もはや「時間がない」は言い訳にならない時代に入っていると感じます。
これからの時代に求められる役割
この体験で強く感じたのは、人間の役割の変化です。
人間がやるべきこと
- 設計する
- 考える
- 組み合わせる
単純作業の自動化は、努力ではなく前提になりつつあります。
AIを相棒にできるかどうか
優秀なAIを活用できる人と、そうでない人。その差は今後さらに広がるでしょう。
半自動で満足していた仕組みも、全自動にできる可能性があります。
半自動を全自動へ変える第一歩
もし今、手作業に追われているなら。
- 自動化したいが踏み出せていない
- 何から始めればいいかわからない
- 面倒くさい作業が日常化している
その「面倒くさい」は、仕組みで消せるかもしれません。
全自動は、意外と遠くありません。
一つずつ、半自動を全自動へ。
その一歩から、生産性は一気に変わります。
次回の記事でこの記事の続きを書いています。ぜひご覧ください。
執筆者
中山友貴
株式会社property technologies 主任
前職では、営業、事務、イベントの運営などを経験し、部署移動により未経験でフロントエンドエンジニアとしてクライアントのWEBサイトの構築などを幅広く経験。
2024年8月よりproperty technologiesグループ参画。DXエンジニアとして社内の業務効率化に従事。
ITコンサルティングおよびDX化のための仕組みの設計・構築やデータの可視化などを手がける。
前職では、営業、事務、イベントの運営などを経験し、部署移動により未経験でフロントエンドエンジニアとしてクライアントのWEBサイトの構築などを幅広く経験。
2024年8月よりproperty technologiesグループ参画。DXエンジニアとして社内の業務効率化に従事。
ITコンサルティングおよびDX化のための仕組みの設計・構築やデータの可視化などを手がける。
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