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Excelからスプレッドシートに乗り換えて、世界が変わった話

Excelからスプレッドシートに乗り換えて、世界が変わった話
「これって最新版だっけ?」 Excelを使って仕事をしていると、一度はこんな会話をしたことがあるのではないでしょうか。ファイルをメールでやり取りし、誰かが更新し、また別の人が修正する。気づけばどれが最新か分からなくなり、そのまま作業を進めてミスにつながる。これは多くの企業で当たり前のように起きている非効率です。

Excel運用で起きがちな課題

Excelは非常に優れたツールですが、チームでの運用になると構造的な課題が見えてきます。

最新版が分からなくなる問題

ファイルをメールやローカルで管理していると、同じ名前のファイルが複数存在する状態になります。

その結果、「どれが正しいのか」を確認する作業が常に発生し、判断ミスの原因にもなります。

作業が直列になる構造

Excelでは基本的に1人ずつ作業を進める必要があります。

Aさんが作業し、終わったらBさんへ、さらにCさんへと流れていくため、待ち時間が発生します。

会議が非効率になりやすい

会議では1つの画面を共有し、誰か1人が操作する形になりがちです。

結果として、参加者の多くは「見ているだけ」の時間になってしまいます。


スプレッドシートに変えて起きた変化

ExcelからGoogleスプレッドシートに乗り換えたことで、業務の進み方そのものが大きく変わりました。

最新版という概念がなくなる

スプレッドシートはクラウド上に1つだけ存在します。

そのため「どれが最新か」を確認する必要がなくなり、常に正しいデータにアクセスできます。

URL共有だけで作業が始まる

ファイルを送る必要はなく、URLを共有するだけで全員が同じデータにアクセスできます。

これにより、共有の手間と認識ズレが大幅に減ります。

作業が並列化される

複数人が同時に編集できるため、作業は「直列」から「並列」に変わります。

人数が増えれば、その分だけ処理スピードも向上します。

会議が“進める場”に変わる

全員が同じシートを開き、それぞれが編集できるため、会議中に作業を完了させることも可能になります。

「見るだけの会議」から「その場で進める会議」へと変化します。


自動化によって業務がさらに変わる

スプレッドシートの価値は、単なる共有にとどまりません。Google Apps Script(GAS)を使うことで、業務の自動化が可能になります。

繰り返し作業の自動化

例えば、以下のような処理を自動化できます。

  • Gmailの内容を自動でシートに転記
  • シートのデータをもとにメールを自動送信
  • 条件に応じて通知を送る

これにより、人が手作業で行っていた処理がほぼ不要になります。

実際の削減効果

1件あたり約50秒削減できるとすると、積み重ねで大きな差になります。

  • 1日30件:約25分削減
  • 月間:約8時間削減

1つの業務だけでも、これだけの時間を生み出すことができます。

外部サービスとの連携

スプレッドシートは他サービスとの連携にも強みがあります。

  • kintoneへのデータ自動登録
  • 特定メールのSlack通知

単なるデータ管理ではなく、「業務の流れそのもの」を設計できるようになります。


DXの本質はどこにあるのか

DXという言葉は「新しいツール導入」と捉えられがちですが、本質はそこではありません。

余計な思考をなくすこと

「これって最新版だっけ?」という確認は、本来不要な思考です。

こうした無駄な判断をなくし、本来使うべき思考に集中できる環境を作ることが重要です。

人が価値を出す部分に集中する

時間と意識を使うべきは、以下のような領域です。

  • 売上をどう伸ばすか
  • どんな戦略を取るべきか

単純作業や確認作業ではなく、「意思決定」に時間を使える状態こそがDXです。


スプレッドシート移行という最初の一歩

DXというと難しく感じますが、最初の一歩は非常にシンプルです。

まずはツールを変えるだけ

Excelをスプレッドシートに変えるだけで、以下の変化が起きます。

  • 業務スピードが上がる
  • ミスが減る
  • 自動化の土台ができる

働き方そのものが変わる

最初は小さな変化でも、積み重ねることで業務全体に影響が広がります。

気づいたときには、「仕事の進め方」そのものが変わっている状態になります。


まとめ

もし今、Excelでの管理に限界を感じているのであれば、まずは「共有の仕組み」を見直すことから始めてみてください。

大きな変革は、小さな一歩から始まります。スプレッドシートへの移行は、その最もシンプルで効果的な一歩です。


中山友貴

執筆者

中山友貴

株式会社property technologies 主任

前職では、営業、事務、イベントの運営などを経験し、部署移動により未経験でフロントエンドエンジニアとしてクライアントのWEBサイトの構築などを幅広く経験。
2024年8月よりproperty technologiesグループ参画。DXエンジニアとして社内の業務効率化に従事。
ITコンサルティングおよびDX化のための仕組みの設計・構築やデータの可視化などを手がける。

前職では、営業、事務、イベントの運営などを経験し、部署移動により未経験でフロントエンドエンジニアとしてクライアントのWEBサイトの構築などを幅広く経験。
2024年8月よりproperty technologiesグループ参画。DXエンジニアとして社内の業務効率化に従事。
ITコンサルティングおよびDX化のための仕組みの設計・構築やデータの可視化などを手がける。

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